監修 川村 進
東京生まれ。1964年より中国料理の道に入る。
上海料理を専門とし、銀座「茶廊」、新宿「随園」など数店で修業の後、1970年に赤坂の会館に入り、3年後にチーフ料理長に就任。結婚式やパーティー料理の飾りつけをしながら野菜彫刻と麺塑の腕を磨く。1994年、テレビ東京・テレビチャンピオンの料理芸術グランプリで技術賞を受賞し、1996年に同番組の野菜彫刻選手権で準優勝を果たす。現在は、都内の各専門学校で特別講師や埼玉大手ガス会社主催の料理教室などで講師を務める。若手料理人やタイのカービング研究家が教えを請う料理芸術のカリスマ。中国料理調理師友好会副会長、新中国菜研究会FC倶楽部会長。
推薦人の言葉
陳 建一(故・元日本中国料理協会会長)
食を通じて、人々に驚きと感動を与え幸せにできる事こそ、我々料理人としての喜びであります。
中国式野菜彫刻「華彫」には、芸術性の高い作品が一堂に掲載されています。
味覚もさることながら、五感のひとつである視覚も大切に、中国料理界で活躍する若い世代の料理人の皆さんには、ぜひ技術向上をはかっていただきたいものです。また、震災後の東北地方を勇気づける企画や日本中国料理協会会員の作品も掲載されており、価値あるプレミア本となっています。
出版元
株式会社ぶっく 代表取締役 押切一男
昨今、宴会需要が戻り、多種多様な業界で感動を得る演出方法を考えております。
また、それを要求している流れになりつつあります。そこで中国料理業界では、見て感動を与えていく彫刻の技術が必要不可欠な要素になるかと思われます。
日本人初の諸先生方による彫刻本は、期待通りの完成度の高い本に仕上がり、永久保存版の書籍の中では仕立てが最高の材質を使用した本となっております。
先生方の素晴らしい作品をどうぞご覧くださり、参考になり得ると信じております。